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2010年10月 8日 (金)

進藤英太郎と間違えられた上田吉二郎、そして「殺人者たち」

昨日「笑っていいとも」を見ていたら、新メンバーの佐々木希ちゃんを他のメンバーがモノマネで笑わそうという新コーナーがあって、タモリが進藤英太郎のマネをするというので、珍しい人をマネるんだなあと思っていたら、実際にマネたのは上田吉二郎でした。まわりのメンバーが若すぎて、誰もタモリの間違いに気づかない。と言っても、私は、そのモノマネが進藤英太郎じゃないことはすぐにわかったんだけど、上田吉二郎の名前が思い出せなくて、あとでキネ旬の男優事典を調べました。幸いにも、頭文字が「ウ」だから、すぐ出てきました。そこには「60年代、声帯模写といえば、決まって大河内伝次郎と上田吉二郎の二人が取り上げられて人気を呼んだ」と書いてあります。タモリのマネを聞いて思い浮かんだのか、次のぐっさんがマネたのは大河内伝次郎でした。このあたりのモノマネを今でもやっているのは、「笑点」の黄色い人ぐらいじゃないでしょうか。

進藤英太郎は、植木等の日本一シリーズやテレビドラマに出てくる太ったスケベなおじさんぐらいのイメージしかなかったけれど、数年前に溝口健二のDVDがごそっと出たときに、「浪華悲歌」や「祇園の姉妹」から見ていくと、この人の演技に惚れ惚れしちゃって、いやな役をやっても、「もっとやれー、もっとやれー」って感じにさえなりました。

一方の上田吉二郎は黒澤作品でおなじみで、キネ旬の男優事典によると、「醜聞」「羅生門」「七人の侍」「生きものの記録」「蜘蛛巣城」「どん底」「隠し砦の三悪人」に出演しています。といっても、どんな役だったのかパッと思い浮かばないので、小さい頃から声帯模写を通じて間接的に知っていただけかもしれません。

本日はドン・シーゲルの「殺人者たち」を見ました。DVDのオマケの中にドン・シーゲルの自伝からの関連箇所の朗読が入っていて、Clu Gulager は、クルー・ギャラガーでもクルー・ガラガーでもなく、クルー・ギュラガーに聞こえます。殺し屋リー・マービンの相棒を演じているのですが、記憶ほどクールじゃなく、マービンのそばで、せわしなくまわりの物をつつく、変な殺し屋でした。しかも、藤井フミヤに似た甘いマスク。やっぱり、リー・マービンのほうがクール。過去を探っていくのは、シオドマクの「殺人者」ではエドモンド・オブライエンの保険調査員だけど、「殺人者たち」ではこの二人の殺し屋で、殺し屋たちが過去を探っていくという変化球は面白いけど、その分、二人の登場シーンが少なくなって残念。ジョン・カサベテス、アンジー・ディキンソン、ロナルド・レーガンの三人を見ているよりも、暴力的だけど、どこか変な二人組を見ていたほうが面白い。黒幕のレーガンは、髪型もスーツもピシッと決まっていて、大統領が演技しているような違和感あり。

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