1976年6月に見た映画 (その4)
7月? おしゃれ泥棒 (大学の上映会) 4点
7月04日(日) 愛と死と (日曜洋画劇場) 4点
毎週映画を見ているときは、「月曜日が6月の終わりであれば、その週の途中で7月になったとしても、その週見た映画は6月に含める」というような原則を適用するのに違和感を覚えなかったけれど、この頃のように月に数本しか見なくて、月単位でまとめている場合、なんか変な感じ。しかし、この1、2年後には、毎週どんどん映画を見始めることになるので、この原則は守っていくことにします。
「おしゃれ泥棒」は、私が中学の頃リバイバル上映され、1971年の7月にディズニーのコメディ「ボートニック」との二本立てを見て、とても楽しい思い出になっています。少し前に「ボートニック」のDVDを買って見たら、作品自体も主演のステファニー・パワーズもこの程度のものだったのかとガッカリ。あの頃は映画に夢中になり始めた頃だから、何を見ても面白かったらしい。「おしゃれ泥棒」も、わりと最近テレビで見た記憶があるのだけど、もう終わってしまったNHK教育の日曜夜10時からの世界名作劇場とかというので見たんだったけかなあ。そのときも、さほど面白さを感じませんでした。60年代半ばのウィリアム・ワイラー監督、オードリー・ヘップバーン、ピーター・オトゥール主演の泥棒コメディなんだけど、当時小学生だった私は、両親に連れられて天満屋デパートに行ったとき、つばのない白い帽子をかぶったヘップバーンのポスターがいっぱい飾られていたのを記憶しています。たぶん、化粧品会社とタイアップしていて、1階の化粧品コーナーに飾られていたんじゃないかと推測します。
「愛と死と」はクロード・ルルーシュの1969年の作品。意外と点数が良いのは、この頃ルルーシュがわりと好きだったから。「男と女」「パリのめぐり逢い」「白い恋人たち」と、流行監督として調子よく活動していたわけですが、私はこれらよりも、70年代の「恋人たちのメロディー」、「冒険また冒険」、「男と女の詩」、「続・男と女」(ジュヌビエーブ・ビジョルドが出てた)が好きです。小品を才気煥発に軽々と作ってしまうのが良かったのですが、「マイラブ」とか「愛と哀しみのボレロ」で大作志向になってしまってから興味を無くしてしまいました。「愛と死と」はギロチン反対を訴えた映画だそうですが、キネ旬の世界の映画作家シリーズ11「トリュフォ/ルルーシュ」であらすじを読むと、主人公は売春婦を三人殺しているようで、これで反対を訴えられるのかと心配してしまう。ギロチンといえば、むしろドロンとギャバンの「暗黒街の二人」のほうが印象に残っています。で、フランスでギロチンがいつなくなったかと調べてみたら、1981年に死刑制度がなくなるとともにギロチンもなくなったそうです。でも、たぶん、「愛と死と」は、そんな社会的メッセージとは関係なく、面白く作られていたのだと思います。
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