1975年2月第2週に見た映画
2月10日(月) 荒野の決闘 (広島ホーム昼) 4点
2月12日(水) ブルジョワジーの秘かな愉しみ (池袋文芸座) 3点
2月15日(土) セルピコ (新宿グランドオデオン) 4点
2月15日(土) サンダーボルト (新宿グランドオデオン) 3点
2月15日(土) 突破口! (新宿グランドオデオン) 3点
「荒野の決闘」は、ジョン・フォードの有名な作品。すでに71年11月に日曜洋画劇場で見ています。原題の「いとしのクレメンタイン」で80年代にリバイバル上映されました。
この週は大学入試のため上京しており、東京で見た最初の作品は、ルイス・ブニュエルの「ブルジョワジーのブルジョワジーの秘かな愉しみ」(1972)でした。期待していたのでしょうが、さほど面白くなかったようです。まだ「ぴあ」なんて知らなかったはずだから、どこで何を上映しているかはキネ旬で調べたのでしょう。フェルナンド・レイ、ディルフィーヌ・セイリグ、ビュル・オジェ、ステファーヌ・オードラン、ジャン・ピエール・カッセル、ミシェル・ピコリ出演。何度か見た気がするけど、このときしか見てなかったようで、あらためて見るとしたら、クライテリオンの2枚組DVDがあるようです。
試験がひと段落ついたのち、今はロードショー館になっているらしい歌舞伎町の新宿グランドオデオンでアクション映画を三本見ています。シドニー・ルメット監督の「セルピコ」(1973, Serpico)は実話に基づいており、正義感の強い刑事が警察内部の汚職を追求したために異端者扱いされ、危険な捜査を任せられる話。主演アル・パチーノ、原作ピーター・マース(「バラキ」)、脚本ウォルド・ソルト(「真夜中のカーボーイ」)とノーマン・ウェクスラー(「サタディ・ナイト・フィーバー」)、撮影アーサー・J・オミッツ(「マリアンの友だち」)、音楽ミキス・テオドラキス(「Z」)。
「サンダーボルト」(1974, Thunderbolt and Lightfoot)は、マイケル・チミノ監督の監督デビュー作で、このあと「ディアハンター」(1978)、「天国の門」(1980)、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(1985)と続きます。脚本家としてのデビューが先のようで、この少し前に「サイレント・ラニング」と「ダーティハリー2」を書いているし、「サンダーボルト」も彼の脚本です。クリント・イーストウッドとジェフ・ブリッジスが各々「雷」と「軽い足」というあだ名の銀行強盗を演じ、強盗仲間のジョージ・ケネディとジェフリー・ルイスが二人を追いかけます。点数が低いのは、少々重苦しかったからだと思います。撮影フランク・スタンリー(「愛のそよ風」「ダーティハリー2」)、音楽ディー・バートン(「恐怖のメロディ」「荒野のストレンジャー」)。イーストウッドが設立したマルパソ・カンパニーが製作。
ドン・シーゲルの「突破口!」(1973, Charley Varrick) は、今ならもっと良い点数をつけるけど、このときは、「サンダーボルト」同様、少々重苦しく感じたようです。この頃は、手に汗握るスリルやサスペンスをアクション映画に求めていて、たとえば「フレンチコネクション」と「ダーティハリー」なら、前者のほうが面白かった。ウォルター・マッソーが銀行強盗をしたら、予想以上の大金が手に入るが、マフィアの金が預けられていたためで、そのマフィアから狙われる羽目になる。原作ジョン・リース、脚本ディーン・リーズナー(「恐怖のメロディ」「ダーティハリー」)、ハロルド・ロットマン(「刑事マディガン」「マンハッタン無宿」)。撮影マイケル・バトラー(「ハリーとトント」「テレフォン」)、音楽ラロ・シフリン。製作配給ユニバーサル。
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