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2007年10月30日 (火)

1974年2月第3週と第4週に見た映画

第3週

2月23日(土) ギャンブラー (福山グリーン) 4点
2月23日(土) スーパーフライ (福山グリーン) 3点
2月23日(土) わらの犬 (福山グリーン) 5点
2月24日(日) 悪魔が夜来る (NHK) 4点

「ギャンブラー」、「スーパーフライ」、「わらの犬」という三本立てって、今から考えるとすごいなあ。

「ギャンブラー」は "McCabe & Mrs. Miller" という原題の1971年のロバート・アルトマン作品で、当時付き合っていたウォーレン・ベイティとジュリー・クリスティが共演しています。撮影はビルモス・ジグモント。IMDb には音楽監督が書いてないけど、これって音楽がなかったの?よく調べてみると、サウンドトラックのリストにレナード・コーエンの曲が3曲入っていました。共演者は、ジョン・シャック、シェリー・デュボル、キース・キャラダイン、マイケル・マーフィーといった当時のアルトマン作品の常連のほかに、数年後に「ファミリー・プロット」や「ローリング・サンダー」に主演するウィリアム・ディベインも出てたんだなあ。話は憶えていないんだけど、うす汚れていて寒々とした雰囲気が良かった。寒い地方を舞台にした西部劇で、酒場の前に大きな沼みたいなのがあって、そこにつり橋がかかていて、そこで誰かが射殺されるというシーンが記憶に残っています。「マッシュ」はそれほどでもないんだけど、「バード・シット」が好きだったので、アルトマンがお気に入りになりかけていた頃でした。その後、「ナッシュビル」、「ウェディング」、「三人の女」でも満足させてくれましたが、80年代になってからはあまり見なくなりました。

当時、黒人が主演する映画が話題になり始めていました。私は白人の欧米文化にあこがれていたので、ほとんど興味を持ちませんでした。「ギャンブラー」同様、「スーパーフライ」もなんかいかがわしい感じでした。音楽はカーティス・メイフィールド。アイザック・ヘイズの「黒いジャガーのテーマ」(シャフト)がヒットしたので、「黒いジャガー」のほうが有名だった気がします。「黒いジャガー」はお父さんのゴードン・パークス監督、「スーパーフライ」は息子のゴードン・パークス・ジュニア監督。

「わらの犬」はペキンパー作品。暴力描写を期待して見に行ったら、十分に満足させてくれました。アメリカ人の数学者ダスティ・ホフマンとその妻スーザン・ジョージがイギリスの片田舎に住むことになるのですが、地元のごろつきたちが妻を暴行し、家に押し入ってくるので、弱虫のホフマンが一人ずつやっつけるお話。当時は興奮しましたが、今はあまり興味なし。

「悪魔が夜来る」は、フランスがドイツ占領下にあった時代に作られた1942年のフランス映画。NHK総合の午後4時ぐらいから字幕スーパーで放映されたような気がします。監督マルセル・カルネ、脚本ジャック・プレベール、出演アルレッティ、マリー・デア、アラン・キュニー、マルセル・エラン、ジュール・ベリー。科ルネとプレベールのコンビとしては、「霧の波止場」、「日は昇る」に続く作品で、「天井桟敷の人々」のひとつ前の作品。15世紀のフランスを舞台としたファンタジックなロマンスで、人間を絶望に追い込もうと悪魔が使者を送り込むが、若い二人の永遠の愛に負けるというお話。

第4週

2月27日(水) 四時の悪魔 (水曜ロードショー)  2点
3月01日(金) 殺人者がやってくる (広島ホーム昼) 3点
3月01日(金) ネバダ・スミス (ゴールデン洋画劇場) 4点
3月02日(土) ファイヤークリークの決闘 (土曜映画劇場) 3点

「四時の悪魔」は1961年のコロンビア製作配給作品で、監督マービン・ルロイ、主演スペンサー・トレイシー、フランク・シナトラ。なんか全然面白くなかったという記憶だけが残っています。二時間少々の作品を50分ほどカットして放映したのだろうから、なんとも言えませんが、双葉さんの評を読んでもあまり面白くなさそうです。

「殺人者がやってくる」という題名を聞いても何も思い出せません。ジョセフ・コットンとロンダ・フレミング主演の犯罪ものと記録しています。IMDbでジョセフ・コットンの出演者リストをざっと眺めていたら、"Killer Is Loose" というのがあって、ロンダ・フレミングも出ているので、きっとこれでしょう。1956年の作品で、監督はなんとバッド・ベティカー。今なら興味を持って見るのに。日本未公開で、テレビでのみ放映されたようだけど、キネ旬の監督事典によれば邦題は「殺し屋は放たれた」で、私の記録間違いか、それともいろんな邦題で放映されていたのか。音楽はライオネル・ニューマン、撮影はルシアン・バラード。"Film Noir: An Encyclopedic Reference to the American Style" によれば、次のようなお話。ウェンデル・コーリー(「裏窓」の刑事)が極度の近視の銀行員で、犯罪の手助けをしたために警察に捕まる。妻が誤って射殺されたので、刑務所を脱走したコーリーは、彼を逮捕した刑事コットンの妻ロンダ・フレミングを殺そうと計画する。精神に異常をきたしたコーリーが他の人々をも脅かすので、警察はフレミングをおとりにして、コーリーをつかまえようとする。けっこう面白そうなので、機会があれば見たい。

「ネバダ・スミス」(1966)は、マックイーン主演の西部劇ですが、痛快な西部劇ではなく、重苦しい西部劇だったので、ちょっとガッカリでした。でも、しっかりできているので、面白くは見れたのだと思います。もともと、「大いなる野望」というハロルド・ロビンズのベストセラー小説があって、1964年にジョージ・ペパード主演で映画化されたけど、その中でアラン・ラッドが演じたネバダ・スミスという人物が話題を呼んだので、ネバダ・スミス中心の映画を作ろうとしたらしい。ところが、アラン・ラッドが急死したので、スティーブ・マックイーンが演じることになったらしい。ヘンリー・ハサウェイ監督、アルフレッド・ニューマン音楽、ルシアン・バラード撮影(同じ日に同じ撮影監督の作品を二本見ている!)。

「ファイヤークリークの決闘」は、ジェームズ・スチュアートとヘンリー・フォンダの共演だというので、楽しみにしていたのですが、これまた重苦しい西部劇でガッカリでした。撮影はウィリアム・H・クローシアという人で、ジョン・フォードやアンドリュー・V・マクラグレンの西部劇でおなじみの撮影監督のようです。音楽は前日に引き続いてアルフレッド・ニューマン。「殺人者がやってくる」のライオネル・ニューマンはアルフレッド・ニューマンの弟だから、三本続けてニューマン家の音楽だ。ちなみに、ランディ・ニューマンは彼らの甥っ子。ほかにもニューマン一族には作曲家がいっぱいいるらしい。ランディ・ニューマンの父親(すなわちアルフレッドとライオネルの兄弟)はハリウッドの医者で、たまに歌を作る程度だったらしい。

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★ ここではロンダ・フレミングを含む往年のハリウッド女優の直筆サイン入りフォトが手に入ります。

投稿: | 2009年1月22日 (木) 11時01分

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